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プラスチック光ファイバーの利点

2022年4月15日

ポリマー光ファイバー(POF)は、高屈折率ポリマー材料をコアとし、低屈折率ポリマー材料をクラッドとして構成した光ファイバーです。石英光ファイバーと同様に、プラスチック光ファイバーも光の全反射原理を利用しています。光ファイバーのコアとクラッドは、光密度の高い媒体です。そのため、光の入射角度が適切であれば、光ビームは光ファイバー内部で連続的に反射され、反対側まで伝送されます。

プラスチック光ファイバーの利点

光ファイバー通信は、従来の電気(銅)ケーブル通信に比べて、3つの利点があります。第一に、通信容量が大きいこと。第二に、優れた耐電磁干渉性と機密性を備えていること。第三に、軽量で銅の使用を大幅に節約できること。たとえば、長さ1000kmの8芯光ケーブルを敷設すると、同じ長さの8芯ケーブルを敷設する場合よりも、1100トンの銅と3700トンの鉛を節約できます。そのため、光ファイバーと光ケーブルが登場すると、通信業界に歓迎され、通信分野に革命が起こり、投資と開発が活発になりました。石英(ガラス)光ファイバーには上記の利点がありますが、強度が低く、曲げ抵抗と耐放射線性が悪いという致命的な弱点があります。

石英光ファイバーと比較すると、プラスチック光ファイバーは、ここ20年間、高分子科学分野において理論的研究の意義と応用展望を持つ情報産業向け材料の一つであり、以下の特徴を備えています。

(1)直径が大きく、通常0.5~1mm程度です。光ファイバーコアが大きいため接続が簡単で調整が容易で、安価な射出成形コネクタを使用できるため、設置コストが非常に低くなります。

(2)開口数(NA)が0.3~0.5程度と大きく、光源と受光素子との結合効率が高い。

(3)本実用新案は、材料費が安く、製造コストが低く、応用範囲が広いなどの利点がある。


投稿日時: 2022年4月29日